MISSION 103
Text : Ryoko Kobayashi
Text : Ryoko Kobayashi
奥行きのある雰囲気に惹かれて声をかけたTOKOさん。
「撮りためた写真を見せてもらうと、家族の幸せな情景をダークに切り取っていたり、鋭さのある自撮りだったり。無垢で強く、可愛くて繊細…。想像が追いつかないキャラに興味が湧きました」(UDA)
その人に歩み寄り、なじませていくのがメイクアップ。だから今回は、より丁寧に、意思確認しながら進めた。
「例えば口紅は、彼女の感覚の延長をイメージし、普段つけている色よりかなり暗い色を提案。『濃いめの口紅を選ぶのは、肌を白く見せたいから』という理由も考慮してベースは明るめに。迷ったら、感覚に寄り添っているかどうか。それが基準になります」(UDA)